TAMIKO ART

☆パリの個展(1ヶ月)

TAMIKO ART

 私の場合は初めから海外で個展をしようとは思ってはいたんですが、その時はネパールから帰国して京都の山奥に入って、その時のパートナーと自然農法をしながら、自給自足で囲炉裏一つで暮らしていたので、海外展など夢の夢でした。
 ところが人生というのは面白いもので、京都市北区にある主に器を扱う器館というギャラリーに少し作品をおかして頂いておりました。
そこのお客さんで大阪でOLをしておられた女性が、私のフアンでパリで画廊をオープンするので個展をしてほしいという夢のようなご招待を頂いたので偶然にも海外展が実現したのです。思わぬ幸運でした。
 シンデレラストーリー!だったんです。
パリはマレ区のサンポールで今ではちょっと美しい男性をそのあたりで見かけるとゲイである事で有名になったおしゃれな場所です。そこで1ヶ月の個展が実現してしまったのです。結局40日いたのですが、初日、ベルニサージュで80人くらいのお客さんが来られ、ワイン片手に社交会🍷が始まった感じで、何人かの方々のお家に招待されご馳走になったりして、すっかり海外展の虜となりました。
 さっぱり絵は売れなかったのですが、その経験はその後の海外展への原動力となり売れるための政策とか学びは今にして思うと疎かでありました。
パリで個展できただけで舞い上がっていたのですね。幼かったです(笑)
 パリの後は11年ぶりにタイ、ネパール、チベットを2ヶ月ほど旅をしました。
その後、再び、今度は自力で2004にパリはパリ美大近くのセーヌ通りの川に近いヴィスコンティ通りのギャラリーで1ヶ月の個展を自力で致しました。その後はヨーロッパの旅に出ました。個展も経験、旅も経験という形で楽しんだだけで、アーティストとしての戦略とかに全く欠けていました。ぼんやりさんで今から思うと幼いものでした。
 

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