パリでの招待個展の後、11年ぶりのタイとネパールに行きました。父親が心配して選別の袋に思わぬ大金を入れてくれてたからです。独り子のわがまま娘は直接、日本に帰らず、それから2ヶ月、知り合いのタイのアーティストを訪ねたり、懐かしのネパールに2ヶ月も旅する事になりました。
タイでは日本で知り合ったタイのアーティスト(ポチャナやワッサン)のお家にお邪魔したり、ご馳走になったり、また、編集者の女性のご好意で彼女の故郷の古都(ぺブリ)に泊まりがけで招待していただいたり、お寺の秘仏を特別見せて頂いたりしました。
ネパールでは憧れのお寺(モンキーテンプルと呼ばれるスワヤンブーナート)の部屋を借りて(実際は物置でしたが、、、)1ヶ月暮らしたり、大会社の社長さん(ネパール人)にお金を貸して頂いてチベットへ行ったりと、大変、奇跡的なラッキーな体験ができました。
ま、引き換えにチベットでは高山病になり大変でしたが、、、、。
色々、絵のヒントを沢山得て、帰国できました。
それらの体験は岩絵具を使った日本画になりました。
写実ではなく心象風景に近いものです。
私は体験しなければ絵が描けない体質でした。
それらの絵は薬師寺の門前で高級なお料理屋さんを営んでおられたそこの教養あふれる支配人の方に気に入られ、2度も個展をさせていただきよく売っていただきました。
忘れ難い嬉しい思い出です。
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