○ネパールのカレー
昔、インドがイギリスの植民地であったのでイギリスはそれを持ち帰ってヨーロッパのソース文化とカレーをミックスして今のカレールーを使ったカレーというものができた。
それを日本は取り入れて今の日本のカレーというものが出来上がった。
インド、ネパールのカレーはルーではなくスパイスのみを使うのでどちらかよいうとスープカレーとも言える。どろっとした感じはジャガイモが溶けてルー状になることで出る。
インドカレーはギーという牛のミルクから作るバターを使い、ネパールカレーは菜種油を使うのであっさりしてヘルシーである。
以前、ネパール人と結婚して家を建て10年くらい日本とネパールを行き来していた事がある。
その時期に主人の親戚や友人宅に招待され、観光客では体験できないネパールの味に沢山触れてきた。
舌も微妙な味がわかる様になった。やはり、「我が家の味」と言うのが一番美味しいと言うことが分かる。
向こうでは毎日がカレーであり、日本のご飯、おかず(魚、肉など)、味噌汁、お漬物と言うものに相当するものがある。
定食はダルバートと呼ばれる。ダルは豆、バートはご飯の意味である。
ご飯はパサっとしたインディカ米、おかずに当たるものは毎日変わる。
スパイスは主にターメリック、クミン、コリアンダーを使う。あとニンニク、生姜は必須である。
牛の肉は食べないが、水牛の肉は食べる 😆牛は神様のお使いだが水牛は悪魔である、なんて言い訳をしているところがなんだか可笑しい🤣後、ラムも食べるが、これは高級である。庶民はあまり口にしない。後、羊の脳みそのスープもあるらしい。きっと白子みたいなものだと思う。
カレーのおかずに当たるものがベジであったりチキンであったり時には魚になる。魚はほぼほぼ少ない。
池とか湖しかないから海の魚はインドからの輸入だ。
だから衛生のために唐揚げにしてからカレーにする。冷蔵庫が庶民にはほぼないから高温とスパイスでバイキンを死滅させている感じである。
お味噌汁に当たるものがダルスープ(小さな豆)、お漬物に当たるのがアチャールと言うもので発酵ピクルスである。これにはカリフラワー、トマト、ニンニク、玉ねぎ、香菜(コリアンダー、日本で言うパクチー)がよく使われる。京都のお漬物に例えるならすぐ木と似ている。発酵漬物。
乾燥地だから腐らずに作れるが日本では湿気の関係で難しいと思う。
日本では普通にサラダが付け合わせられるがあれは向こうでは絶対にない。
インスタントに出来るものはトマト、ニンニク、生姜、小玉葱を石のスパイス潰しですり潰しそれをそのまま付け合わせたりきゅうりや大根の小さくきったものに刷り込むような感じで作るかなぁ?
いざ食べるときは個人の好みでご飯、そして、おかずやアチャールなど分量を好みで加減して右手で器用にかき混ぜて口に運ぶ。
このミックスが絶妙に美味しい。
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